大相撲の横綱稀勢の里（３１＝田子ノ浦）は５日、都内の部屋で相撲を取らず、軽めの稽古に終始した。四股やすり足、若い衆を相手に土俵外で四つに組み、まわしを切る動作などを繰り返した。

　３日の稽古総見では三役以上の申し合いで３勝５敗、４日は春日野部屋に出稽古して関脇栃ノ心に２勝９敗と、２日続けて精彩を欠く動きを披露していた。夏場所（１３日初日、東京・両国国技館）の出場は明言していないが、この日は「明日（６日）のためにね」と、早期の復調を目指していることをほのめかした。

　７日からは二所ノ関一門の連合稽古が予定されるが、６日の出稽古の可能性、出稽古した場合の行き先については「明日（６日）決める」と、詳細を明かさなかった。