大相撲の秋巡業が17日、京都市の島津アリーナ京都で行われ、大関豪栄道(31=境川)が三番稽古を8戦全勝とした。

「馬力があるし、元気のいい相撲を取るから」と、相手に平幕の朝乃山を指名。番数を追う事に力強さが増し、立ち合いから相手を押し込む場面が目立った。巡業も後半に入り「それなりに疲れはあるけど、ある程度前に出れてるしね」と、充実した内容に満足そうだ。

念願の初優勝を飾った16年秋場所から早くも2年が過ぎ、2度目の優勝が欲しい。「この2、3カ月、体の感覚がいい。稽古をしていてもイメージ通りに体が動いている。この状態を維持したい」と、1年の締めくくりとなる九州場所(11月11日初日、福岡国際センター)へ、稽古を続ける。好きなボクシングの話題にも触れて「井上尚弥ってすごいなあ」と、10月7日に“70秒KO”を飾ったWBA世界バンタム級王者井上について興味深そうに語るなど上機嫌だった。