大相撲の幕下宇良(26=木瀬)が驚異的な握力を記録した。5日に国技館内の診療所で行われた力士や行司らを対象とした定期健康診断。最高位前頭4枚目の宇良が、握力測定で左右ともに100キロを超え、測定不可能となった。

「相撲には生きない」と謙遜するが、業師の肩書とは似合わない怪力に、平幕阿武咲らも「えげつない」と驚きを隠せなかった。幕下に復帰した初場所では、10日目の5番相撲で古傷の右膝を負傷して途中休場。治療状況について「今の段階では何も言えない」と口を閉ざしたが、「また土俵に戻れるように」と復帰を目指す覚悟を示した。