大相撲の横綱白鵬(34=宮城野)が25日、東京・千代田区の商業施設「KITTE」で行われた夏巡業に参加した。

前日24日にはバスケットボール男子日本代表の国際試合・日本-ドイツ戦を観戦し「昨日も言ったけど子どもの頃はバスケ選手が夢で、目指していた部分もあった。コートに立つのは夢の舞台の1つ。緊張はしたけどいい思い出だった」と、明るい表情で振り返った。

特に日本のエース八村塁(21)については、ダンクシュートを決めた場面を絶賛し「ダンクというのは王道。1つ、2つと決まると静まりますね。それでチームが勢いづいたと思う」と、勝因の1つとして挙げた。

この日で巡業の全日程が終了した。「今は元気だけど途中で少し(体調を)崩しかけた」と打ち明けたが、離脱することなく横綱鶴竜とともに皆勤。途中合流した栃ノ心を除いて3大関が休場する中、看板力士として各地を盛り上げた。「地方場所は本場所に来られない方もいるから、1日1日を大切にして頑張ってきた。地元力士が引っ張っていく、そういう稽古も見せられたと思う」と、納得の表情で巡業を締めくくった。