大相撲九州場所(10日初日、福岡国際センター)を4日後に控えた6日、宮城野部屋の後援者による激励会が福岡市内のホテルで行われ、横綱白鵬(34=宮城野)が“国籍変更”を報告した。会の冒頭で壇上に立つと「遅くなりましたが9月3日、日本人になりました」と話し、集まった300人の後援者から大きな拍手が起こった。秋場所では2日目から休場したが、初日に内弟子で平幕の炎鵬、石浦とともに同部屋力士だけの土俵入りを実現させた。壇上で炎鵬、石浦を横目に「秋場所では1度しか土俵入りができなかったが、今まで内弟子と土俵入りというのはなかったと思う」と胸を張った。

日本国籍取得後、初白星と初優勝を目指す今場所。4日には阿炎、5日には北勝富士と稽古し、対戦が予想される両小結との“予行演習”を済ませるなどして調整を進めている。白鵬は「部屋のみんながいい稽古をしている。みんなで頑張って優勝、三賞を取れるように頑張る」と気合を入れた。