十両は西2枚目の琴勝峰(22=佐渡ケ嶽)が11勝4敗で並んだ矢後との優勝決定戦を寄り切りで制し、優勝を飾った。

「本割は緊張して硬くなって、いい相撲がとれなかった」と振り返る。直後の土俵で矢後も敗れて決定戦へ。「思い切りいきました。立ち合いに集中してひたすら前に出るだけ」。突っ張ってからの左四つで、一気に走って寄り切った。

来場所はちょうど1年ぶりとなる幕内復帰を確実にした。幕内上位で相撲をとったホープだけに「1場所で戻るつもりだったが、うまくいかないことが多く、落ち込むこともあった」と言い、「もっと強くなりたい。稽古して頑張りたい」と意気込みを新たにした。

◆西2枚目 本名手計富士紀。千葉県柏市出身。17年九州場所初土俵。189センチ、159キロ。得意は右四つ、寄り。

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