[ 2014年6月13日9時43分 ]フレジ(左)へのファウルで抗議するクロアチアを制しPKを指示する西村主審(右上)(撮影・松本俊)<W杯:ブラジル3-1クロアチア>◇1次リーグA組◇12日◇サンパウロ

 W杯の開幕戦で西村雄一主審が、き然とした態度でクロアチアのファウルを取り、ブラジルにPKを与えた。

 後半24分、クロアチアDFロブレンがブラジルFWフレジをペナルティーエリア内で、手で相手の上半身を押さえ付け、倒したように見えた。

 西村主審は即座にPKの判定。クロアチアの選手たちが詰め寄ったが、き然とした態度は変えなかった。このPKをネイマールがきっちり決めた。

 前半27分には、反スポーツ的行為によりネイマールにもイエローカードを出していた。

 西村主審は、前回の10年南アフリカ大会でブラジルがオランダに敗れた準々決勝でも主審を務めた。相手を踏み付けたブラジル選手を、退場させた“因縁”もあった。