SKE48が5日、劇場デビュー8周年を迎え、名古屋のSKE48劇場で特別公演を行った。

 デビューから在籍するメンバーは1期生の松井珠理奈(19)大矢真那(25)の2人だけとなったが、全メンバー59人が出演。チームS、K2、E、研究生が所属チームごとに代表曲などを披露した。8周年にかけて、グループ内の8人組ユニット「セレクション8」の人気曲「花火は終わらない」「寡黙な月」などを、8人ごとに分かれて歌った。

 主力メンバー松井玲奈の卒業から、1年以上がたった。NHK紅白歌合戦から落選するなど、グループのピンチをささやかれることが多く、須田亜香里(24)は「一生懸命やっているのにピンチと言われるのは悔しかった」と本音を明かした。それでも、「悔しいって思うのは不安を抱えてるからだと思う。前がよく見えない時も、ファンの皆さんが見つけてくれたり、笑顔をくれる。皆さんの笑顔が頑張りの源。原点となる劇場から笑顔を届けたい」と決意を語った。

 松井も「10周年までに日本一のアイドルになるぞ!」と宣言し、盛り上げた。公演後には、地元愛知でテレビの冠番組がないことにも言及。「悔しいというか切ないという気持ちもある。SKEが出られてない分、名古屋の他のアイドルグループさんが出ているのを見ると、悔しい。『これにSKEが出たらもっと頑張れるのに』という気持ちになる。早く冠番組とかレギュラー番組をできたらいいなと心から思います」と、チャンスを熱望していた。