第60回ベルリン国際映画祭で、日本人として35年ぶりに最優秀女優賞を受賞した寺島しのぶ(37)の一問一答は以下に。
--受賞を知ったのはいつ
寺島
きょう(21日)の朝4時ごろ。ホテルの部屋で、現地(ベルリン)からの情報をインターネットを見ていたんです。受賞がわかって、恥ずかしいぐらいキャーキャー声をあげながら、その場にいたマネジャーと抱き合って喜びましたが、それ以外のことは覚えてないんです。
--やはり、うれしいもの
寺島
各国の友達から祝福メールがたくさん来て“世界”を感じた。大阪で出演中の舞台の共演者も大喜びです。公演直前なのに、演出の蜷川幸雄さんから「ベルリンに行ってこい」と言われて、行ってよかった。蜷川さんは福の神です。ただ、せっかく行ったのに、ベルリンでは、オープニングにも発表にも立ち会えず、ご飯食べて帰ってきただけ(笑)。
--ベルリンでの感触はどうだった
寺島
「キャタピラー」を見た批評家の下馬評はよかった。それでも、まさか本当に受賞するとは信じられなかった。夫役の大西信満さん、若松監督、みなさんの力があっての賞だと思います。現地では「ベルリン映画祭に参加できて、おめでとう」と祝福されました。まだ、賞も決まっていないのに。これはお国柄なんでしょうね。日本だったら、オリンピックでもメダル取って初めて「おめでとう」となるんでしょうけど。(トロフィーの)熊は自宅に飾ります。
--「キャタピラー」という映画について
寺島
最初、台本を見て体に電気が走った。この役をやらなきゃ、と感じました。今も世界では争いが起こっているし、戦争のことは誰かが伝えなければならないと思います。ただ、若松監督は「モンペが一番似合う女優」として、期待していたみたいです。
--家族の反応は
寺島
旦那さんは、ものすごく喜んでくれました。「うちに銀熊(ベルリン映画祭のシンボル)が来るだなんて信じられないよ」って。今はフランスに行ってるんですが、日本に帰ってきたら、一緒に喜びを分かち合いたいです。母(富司純子)とはちょこっと話しただけですが、喜んでいました。父(尾上菊五郎)とはまだ、これからです。弟(尾上菊之助)は電話の向こうで「おめでとう」と叫んでました。うちの家族、けっこうドライですよね。




