元宝塚歌劇団雪組トップ娘役で女優の咲妃みゆ(35)と俳優小関裕太(30)が15日、都内の東京建物Brillia HALLで、ミュージカル「レッドブック~私は私を語るひと~」(16~31日、同所ほか)の取材会と公開ゲネプロに臨んだ。

19世紀のロンドンを舞台に、小説を書くことで自分を表現する女性が、社会の偏見と闘いながら自分として生きる道を見つけ出す物語。韓国発ミュージカルの日本初演で、18年の韓国初演では女性への偏見やセクシュアルハラスメントへの問題提起が大きな共感を呼んだ。

咲妃は保守的なビクトリア朝時代に淑女として振る舞うよりも「私」として生きたい主人公アンナ役。小関は真面目で“紳士”であることしか知らない新米弁護士ブラウンを演じる。

舞台初共演で、咲妃は「私のほうが少々年上ということもあって、引っ張っていかなきゃと思ってお稽古に臨んだのですが、助けていただくばかりで」と小関に感謝した。役ではブラウンが1歳年上という設定。小関は「最初は咲妃さんと呼んでいたんですが、対等に話せるように『ゆうみって呼んで』と言っていただいて、ゆうみちゃんと呼ぶようになった。ドシッと背中を見せてくださる方」と信頼を寄せた。

小関は昨年末、韓国の再演を観劇したという。「歌の力、お芝居の力を目の当たりにして圧倒されて、言葉は分からないのに最後うるっときた。メッセージ性は強いですが、最後はお客さまにハッピーになっていただける作品じゃないかと思います」と話し、日本版への自信も「最高にあります!」と力強い。

咲妃は「この作品に出会えたことに本当に感謝しています。他者を思いやる気持ち、自分の心と向き合うことがどれだけ大切なのか教えてくれました。お楽しみにいただけるように全力でお届けしたい」と意気込んだ。

東京公演後、6月に大阪、7月に愛知でも上演する。この日は花乃まりあ(33)エハラマサヒロ(43)中桐聖弥(25)加藤大悟(25)田代万里生(42)と、演出の小林香氏も出席した。