女優志田未来(17)と俳優神木隆之介(17)が16日、東京都現代美術館を訪れ、声優を務めたアニメ映画「借りぐらしのアリエッティ」(米林宏昌監督、17日公開)の劇中空間を再現した「種田陽平展」の開会式に出席した。映画の美術監督で知られる種田氏が同映画の巨大なセットを作ったもので、身長10センチのアリエッティたちの視線を体感できる。志田は「人間のイスとか靴が大きくて、びっくりしたし、ちょっと怖かった」と振り返り、神木は「本当に楽しかった。アリエッティの世界に連れて行ってくれました」と笑顔を見せた。

 種田氏は02年「キル・ビルVol.1」や07年「ザ・マジックアワー」など、実写映画の美術を手掛けてきたが、今回は初めてアニメ美術に挑戦した。「映画の美術が見せるファンタジー空間を感じてほしい」と話した。フランス人歌手セシル・コルベルが、同映画の主題歌を日本語で歌い上げた。