笑福亭鶴瓶(58)が18日、茨城県常陸太田市で、初主演映画「ディア・ドクター」(6月27日公開)の完成試写会に出席した。同市でロケが行われたためで、エキストラ300人を含め約1000人が来場した。

 山あいの村のたった1人の医師を演じた鶴瓶は「風呂借りたり、本当にお世話になりました。夫婦仲がうまいこといかんとか、相談されたこともありました」。顔見知りを見つけると、ステージ上から声を掛けた。上映後には白衣で登場、観客からの質疑に応じるなど、ロケ地への恩返しはたっぷりだった。西川美和監督(34)も「いや応なく人に好かれてしまう人」と感心した。

 「ディア-」では八千草薫と共演し、山田洋次監督の新作「おとうと」では吉永小百合と共演。鶴瓶は「盆と正月がいっぺんに来たみたい」と笑わせた。