金さえもろたら、どんなヤバイもんでも車で運ぶ。リュック・ベッソン製作の人気シリーズ第4弾。6年ぶりの新作で主人公フランク・マーティンが代替わりした。48歳ジェイソン・ステイサムから32歳エド・スクレインへ。ええ判断ちゃう? かっこよさ、スタイリッシュさでは、最近のアクション映画で秀逸や。

 売春婦アンナ(ロアン・シャバノル)から、組織を抜ける手助けを頼まれたフランク。現場にはアンナ以外にも2人の美女が…。約束違反で契約破棄を主張するが、元スパイの父(レイ・スティーブンソン)を人質に取られ、組織と敵対することに-。

 カーアクション、格闘シーンはぜい肉なしの超A級で、細マッチョのスクレインはびたハマり。イチロー、平井堅似の顔は気になるけど、まあかっこええ。ショーン・コネリーっぽいスティーブンソン。2人ともダンディズムが服着て歩いてる、モテ男の典型。前田敦子似(と思うんは私だけ?)のシャバノルは腹が据わった女の強さとかわいさをええ具合に出し入れする。他の女優3人もルックスぼちぼちやのに、ソソる。

 久々にイケてるベッソン作品です。【加藤裕一】

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