2019年の「機動戦士ガンダム」40周年に、18メートルの実物大ガンダムを動かす5カ年計画「ガンダム

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 チャレンジ」の記者発表が9日、都内で行われた。機動戦士ガンダムの生みの親である富野由悠季氏ら関係者が抱負を語った。

 今月下旬に公式サイトを開設し、ガンダムを動かすアイデアを世界中から募集する。物理的に動かすリアル部門と、視覚効果で動かすバーチャル部門の両方を募集するという。

 富野氏は「ようやくです。35年前に絵空事だったことが、観客だった人たちを巻き込むことで形になる。エンターテインメントのあり方が見えてきたと思うとステキだ」と感激の様子。「問題は、俺はもう72で、5年後どうなっているか分からないのでドキドキしている」と笑わせた。これに対し「機動戦士ガンダムUC」のストーリーを手掛けた作家の福井晴敏氏は「僕は40代半ばなので、最終的に飛ぶところまで見届けたい」と夢を膨らませた。

 また、ガンダムの大ファンで、記念アルバムに参加したこともあるミュージシャンのSUGIZOは「新しい門出に富野さんと立たせていただき恐縮しています。子供の頃の夢が現実になる。テクノロジーが平和利用として進化して、夢の実現につながればファンとしてうれしい」と話した。