松本人志(51)が12日、フジテレビ系「ワイドナショー」に出演し、声帯を摘出したつんく♂の今後について「これからの詞はえげつないパワーを持ってると思う」と語った。

 「本当にきつかったのは半年前とか1年前だったと思う」と思いやった。つんく♂は昨年2月に初期の喉頭がんが判明し、化学療法による集中治療を受け9月は「完全寛解しました」と公表していたが、その後喉頭がんが再発見されていた。

 その上で「今はなんか開き直って悟りのようなものを開いて、我々よりも上のレベルでものを考えられてると思うので、僕なんかが『頑張ってね』というのも幼稚な気がする」と言葉を選んだ。

 現在、つんく♂は「食道発声法」などで声を取り戻そうと努力しているが、松本は「皮肉なことに声を失うことで言葉の重みがものすごく増す。彼が書くこれからの詞はえげつないパワーを持ってると思う。注目したい」と期待を込めた。

 その上で「試練を与えられた。良くも悪くも試練を与えられても世の中のために何かやるんだろうと選ばれてしまったのだと思う」とエールを送った。