歌舞伎俳優の片岡愛之助(43)がKis-My-Ft2玉森裕太(25)の映画初主演作「レインツリーの国」(三宅喜重監督、11月21日公開)に特別出演したことが19日、分かった。原作は「図書館戦争」シリーズで知られる作家有川浩氏の同名小説。地味なサラリーマン(玉森)がブログ管理人(西内まりや)にメールを送ったことから始まるラブストーリー。片岡は主人公の父親の主治医役。沖貴子プロデューサーは「関西出身で温かみがあり、かつ圧倒的な存在感のある方にお願いしたかった」と起用理由を説明する。

 玉森と片岡は初共演。主人公は大阪出身の設定だが、演じる玉森は東京出身。片岡は、玉森の台本に関西弁の意味合いや強弱などが真っ黒になるほど書き込まれているのを見て、関西弁指導を買って出た。大阪出身らしく、「なんでやねん」の抑揚の付け方や「おおきに」は「もっと柔らかい感じで」などと丁寧にアドバイスした。玉森は何度も「安心しました」と言い、感謝していたという。

 片岡は「玉森さんは本当に好青年。勉強熱心でビックリしました。徐々に関西弁も板についてきて、関西人の仲間に加わってほしいぐらいです(笑い)」と太鼓判を押している。