松山千春が28日、東京・丸の内の東京国際フォーラムで春の全国ツアー「伝えなけりゃ」の東京公演を行った。

 5000人のファンを前に「旅立ち」「銀の雨」「かざぐるま」「季節の中で」など代表曲のメドレーから新曲「Look me」まで17曲を披露した。

 得意のMCで国会で論戦が始まった安保法案に言及した。「オレは自衛隊は専守防衛だと思っている。後方支援といって米国のケツにくっついてやるべきでないし、100発の弾丸をつくるなら1つの教育施設をアフリカや中東に。戦車1台つくるなら難民支援に。100年後の人たちが『日本がこんなになったのはあの時からだ。2015年に生きた人間は無責任だった』と言われないように」と語りかけた。

 全国ツアーは7月3日、北海道・ニトリ文化ホールまで全国25カ所、29公演。