8代目コント日本一を決める「キングオブコント2015」決勝戦が11日、東京・赤坂のTBSで行われ、結成4年目のコロコロチキチキペッパーズが優勝した。結成4年目での優勝は史上最速だ。

 2455組の頂点に立ったの中から頂点に立つと、優勝賞金1000万円の目録とトロフィーを受け取ると、ナダル(30)は声「優勝やっべぇぞ」と、自身のギャグ「やっべぇぞ」に絡めて涙で喜んだ。これまで同大会に4回出場していたが、最高は2回戦止まりだった。

 ナダルはよく響く乙女声が特徴で美声が特徴的だが、過去には先輩から呼び出されたり「ムカつく笑い方」と注意されたこともあった。「正直悲しい過去があったのですけど、今となっては笑いで跳ね返せたかな」。

 主な仕事は大阪の劇場でのライブで、地上波のレギュラーもない。先月の月収はナダルが16万、西野創人(24)が6万だ。優勝賞金の使い道についてナダルは、「(出身地の)京都・南山城村でライブ。お笑いで恩返しできたら」と語った。今後、積極的な東京進出にも意欲を示した。「『ロンドンハーツ』に出てみたい」。同大会はTBSで放送されていたが、テレビ朝日系の番組を挙げるなど、初々しかった。

 10組で争われた1回戦は、すぐに消えてしまう妖精のネタで2位通過した。5組によるファイナルは、卓球のダンスネタを披露し、1回戦との合計得点でロッチを逆転した。

 2位は「ダンソン」のリズムネタでおなじみのバンビーノ。1回戦1位通過だったロッチは3位に終わった。4位はジャングルポケット、5位は藤崎マーケットだった。