お笑いタレント博多華丸・大吉が15日、アニメ映画「妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!」(12月19日公開)の公開アフレコに参加した。

 華丸は次女の岡崎百々子(ももこ=12)が、アイドルグループさくら学院のメンバーであることが明らかになった。報道陣から岡崎について聞かれると「『妖怪娘アイドル』ですね。妻から口を開くな、あまり言うなよと言われてるんです」と言葉少なに答えた。

 ところが、堀ちえみ(48)から「かわいいですよね~」と褒められると「そっち(マスコミ)側に行くんですか?」とタジタジに。相方の大吉からも「僕も会ったことがない。あんなかわいかったっけ?」と突っ込まれ、「ああ、はい…」とまんざらでもない様子だった。

 華丸はジバニャンの敵になる妖怪猫きよを、大吉は犬まろを演じた。公開アフレコで演じたシーンが終わると、2人は同じゲスト声優の長沢まさみ、堀との格差に不満を漏らした。華丸は「あれ(せりふ)がほとんどすべてだけど、長沢さんと堀さんは芝居に絡んでいるなと思った。ゲスト声優はこんなもんだと聞かされていたけど…」と、出番の少なさに不満そう。大吉も「繰り返しになりますが、セリフの量があれだけ。笑う要素があんまりない」と畳み掛けた。それでも大吉は「こういう舞台で長沢さん、堀さんとお仕事ができて、あらためて光栄に思う」と感謝していた。

 サブタイトルにかけて、報道陣からは2人だけに「芸能界のエンマ大王は誰か」と質問が飛んだ。大吉は「なぜ(自分たちだけ)ピンポイント…」とつぶやきつつ、14年の「THE MANZAI」で優勝した際のエピソードを明かした。

 「芸能界の方はみんな『良かったね』と言ってくれたんですけど、1人だけ『お前ら違うんじゃないか』という方が武田鉄矢さんでした。武田先生だけは我々の博多弁に納得していないみたい。『海援隊があったから、今のお前たちがあるんだ』と(笑い)」

 すると華丸も「『お前たちは汚(きたな)か! 俺たちが作った線路ば、お前らは後ろから走っただけ』って」と、武田のモノマネで続き、笑いを誘った。