米俳優ハリソン・フォード(73)が2014年6月にハン・ソロを演じた大ヒット公開中の映画「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の撮影中に 足首を骨折する事故が起きた件で、英健康安全当局がディズニーの子会社で同作の製作を担当したフードルス・プロダクションを起訴したことが明らかになった。

 フォードは英ロンドンのパインウッド・スタジオで宇宙船ミレニアム・ファルコンを使用しての撮影中に落下したドアに挟まれて足首を骨折。病院に搬送され手術を受け、撮影が2週間休止された。

 出演者やスタッフの安全を守るために適切な処置をとることを怠ったとして健康安全基準違反4件で起訴されたが、フードルス・プロダクションは「出演者とスタッフの安全を常に最優先している」とコメントしている。5月に第1回口頭弁論が予定されている。

 同作は、北米で歴代1位となる興行収入を記録し、全世界でも20億ドルを超える興行収入をあげる大ヒットとなっている。次回作「エピソード8」(17年12月公開)の撮影もすでに始まっており、年末にはシリーズ初のスピンオフ作「ローグ・ワン」も公開を控えている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)