歌手野口五郎(60)が3日、都内でCS放送「歌謡ポップスチャンネル」の新番組記者会見を行った。

 「野口五郎の思い出の改札口」となる予定だったが、会見の冒頭で、いきなり「タイトルを変えたい。『野口五郎の改札口の伝言板』。その方が未来につながる」と言い出した。

 これには司会者もビックリ。取材陣も、野口が本気なのかジョークなのか分からずにいると、隣にいた初回、2回目ゲストの研ナオコ(62)が「相当、お金がかかってますよ」。「番組はもう始まりましたよね」と翻意を促したが、「変えたいんです」と譲らない野口は「かかってしまった費用は僕が負担…、出来ないんでごめんなさいしかない」と頭を下げた。

 結局、これまで製作したチラシなどは無駄になってしまった。今年が歌手生活45周年の野口。それほど、自分の名前が入った冠番組への思い入れが強い証拠で、番組側が熱意に折れた格好だった。

 番組は4月13日スタート。毎月第2、4水曜午後10時放送で、研の長女の歌手ひとみ(26)がアシスタントを務める。