故3代目桂春団治さん(享年85)の追善興行が24日、ゆかりの池田市民文化会館で行われ、筆頭弟子の桂福団治(75)らが口上を行った。

 初代の春団治からゆかりの池田市は毎年、4月下旬に「春団治まつり」と題した落語関連イベントを催しており、17回目の今年も同市内で行われていた。最終日のこの日、落語会を追善興行として開催。福団治ら「-団治」と名のつくはなし家が出演し、一門以外からは、昨年3月に亡くなった桂米朝さん(享年89)の長男、桂米団治(57)も出演した。

 口上では、一門を代表して福団治があいさつ。髪の毛を短く刈り、少々寂しくなった髪の毛を触りながら「今年で春団治まつりも17回目。ふさふさしていた髪の毛も、ちょっと寂しくなりまして。これがホンマの“髪形”落語です。今年は師匠は上の高い方(天国)から見てると思います」。ジョークを交えて笑わせつつ、口上をのべた。