NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(NHK総合午前8時)の20日の平均視聴率が25・3%(関東地区)だったことが21日、ビデオリサーチの調べで分かった。93話で、最高視聴率を記録した。

 これまでの最高は4月27日と、6月8日の常子(高畑充希)が帝大生の星野武蔵(坂口健太郎)にプロポーズされた回の24・6%。7月7日の19・4%が最低となった。

 20日の回は、常子ら3姉妹は親友の中田綾(阿部純子)が勤める新橋のカフェに取材にいった。働く女性たちは、洋服が欲しくても、お金もないし、作るための生地もない、と根本の問題を話す。花山伊佐次(唐沢寿明)も、常子らもどうしたら無駄なく洋服を作ることができるかを考え続ける。ある日、花山は自宅で娘がおかっぱ頭の散髪を妻にしてもらっているのを見ていた。娘が新聞に穴をあけ、頭からかぶって散髪してもらっているのを見て、ひらめいた。簡単に作れ、生地の無駄をなくす洋服。新雑誌の目玉企画になる着想だった、という回で平均視聴率は最高となった。