宝塚歌劇団は30日、花組の次期トップ娘役に仙名彩世(せんな・あやせ)が決まったと発表した。

 花組では現トップ娘役の花乃(かの)まりあが、来年2月5日に東京宝塚劇場で千秋楽を迎える「雪華抄」「金色の砂漠」で退団。仙名は同2月6日付でトップ娘役に就き、花組トップ明日海(あすみ)りおの相手役を務める。

 仙名は08年の首席入団。天海祐希に次ぐスピードで9年目でトップに就いた月組の珠城(たまき)りょうと同期で、娘役としては近年異例の遅咲き就任になる。

 抜群の歌唱力と、娘役らしいたたずまいが特長。14年2~5月に前花組トップ蘭寿(らんじゅ)とむのサヨナラ公演だった「ラスト・タイクーン-ハリウッドの帝王、不滅の愛-」「TAKARAZUKA ∞ 夢眩」では、エトワールも務めた。

 来年3月18日に大阪・梅田芸術劇場で初日を迎える花組全国ツアー公演「仮面のロマネスク」「EXCITER!! 2017」が、トップ娘役としてのお披露目公演になる。