女優斉藤由貴(50)が25日、ニッポン放送で24時間生放送のチャリティー番組「第42回ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」放送終了会見に出席した。

 同番組は75年から毎年クリスマスに24時間生放送を中心に実施。集まった寄付金でこれまでに3057基の「音の出る信号機」を設置するなど多数の視覚障害者支援に貢献してきた。

 斉藤の同番組パーソナリティー担当は25年ぶり2度目。「私がやりきったというよりは、ただひたすら素晴らしい経験をさせていただいただけです」と話した。

 番組エンディングでは、長女百音(もね)さん(17)からのメッセージが紹介された。「普段『マミー』と呼んでいるのに『おかあさん』になっていたので驚いた」と話し、「私のことを気遣ってくれた内容で、そこまで成長していることを知れてうれしかった」と涙ぐんだ。放送終了直後にはその長女と次女がサプライズで登場すると、それまで抑えていた感情が爆発したかのうように号泣し、2人を抱きしめた。

 「リスナーのみなさんが極力長い時間聞いてくれて、一緒に伴走してくれました。それと、私が訪問した学校(筑波大学付属視覚特別支援学校)の生徒の合唱が聴けたのは最高のプレゼントでした」と感想を述べた。

 同番組の呼びかけで、総額5775万2614円の寄付金が寄せられた。