歌舞伎俳優中村勘九郎(35)中村七之助(33)が25日、都内で、「赤坂大歌舞伎」(4月6~25日、赤坂ACTシアター)の制作会見を行った。

 08年に始まった「赤坂大歌舞伎」の5回目の今回、初の新作歌舞伎が上演される。「夢幻恋双紙(ゆめまぼろしかこいぞうし) 赤目の転生」は、愛する人を幸せにするため転生を繰り返す男の物語。

 勘九郎は「人を愛する苦しみが伝われば。誰でも経験したことのあるせりふがちりばめられている」と話した。

 相手の男を転生させるほどの魅力的な女を演じる七之助は「すべてがパーフェクトではない。どこか陰があるのが魅力。自分に置き換えても、そういう女性は魅力的」。

 転生する内容にちなみ、生まれ変わったら何になりたいかと聞かれ、勘九郎は「歌って踊れる女性アイドル」、七之助は「お寿司屋さん」。

 作、演出の蓬莱竜太氏も出席。