元乃木坂46深川麻衣(26)元宝塚霧矢大夢(42)らが26日、サンシャイン劇場で舞台「SKIP」公開舞台稽古に出席した。

 同作は北村薫原作の同名小説を原作にした舞台。04年に演劇集団キャラメルボックスにより舞台化され、今回の脚本・演出も初演に引き続き成井豊氏が担当している。物語は高校2年生17歳の主人公一ノ瀬真理子がうたた寝から目覚めると42歳国語教師の桜木真理子になっていたが、それを受け入れて生きていこう決心するというもの。

 深川は昨年6月、乃木坂46を卒業。同9月に田中麗奈、香里奈ら所属する芸能事務所「テンカラット」所属となっている。霧矢とのダブル主演だが、深川にとって本作は初舞台初主演作となった。

 深川は「大きな役をいただけてうれしかったけど不安もありました」と話し、「でも周りの方が場数をこなしてきた人ばかりだったので、ポジティブにこの機会に学べるものは学ぼうと思いました」と語った。「主演ということでプレッシャーも大きかったけど、毎日の稽古が楽しくて。緊張も含めて楽しかったです」と前向きだった。

 乃木坂46卒業後、目指したのは女優だった。「映像も好きだけど、舞台には生身というかその瞬間でしかか共有できない時間だったり、舞台にしかない魅力があります。緊張も大きいですが、その瞬間で感じるものが勉強になると思いました」とその理由を話した。

 霧矢は「初々しくて、毎日目に見えて成長していったし、私も初心に帰れました」と話し、「お客さんの前で演じることでこれからもっと変わっていくと思います。私も負けないように初々しくがんばります」と期待を寄せた。

 成井氏は「今回最高のキャストで再演する事ができました」とし、「初日から今日までで1番成長したのは麻衣ちゃん。よくボクのだめ出しに不登校にならずにがんばってきたと思います」とねぎらいの言葉を贈った。

 同舞台は今日初日公演を迎え、5月5日まで上演される。