TOKIO城島茂(49)がレギュラーを務めるテレビ朝日系情報番組「週刊ニュースリーダー」(土曜午前6時)に生出演し、酒気帯び運転容疑で逮捕された山口達也元メンバー(48)についてコメントした。

城島は「自分の番組で一緒にやってきた元メンバーをこうやってお伝えしないといけないのは本当につらい部分がある。私自身も速報で知り、驚きましたし、まさかという思いがあった。2年前に山口本人が事件を起こし、事務所を離れて、TOKIOからも離れて頑張っていると、辞めた後もやり取りをしていた。自分なりに頑張っていると聞いていた。あれから2年が経って消されることではないが彼なりの頑張りを見守っていたが、(逮捕の映像を)直視できない自分がいた。お酒を飲んで運転はあってはいけないことで、逮捕ということで、なんでこうなってしまったのかなと残念な気持ちがある。ちょっとつらい。今月21日がデビュー日でもあったが、彼が辞めてひとりだったのも、ひとりになって寂しかったのか、家族と離れて離婚もあって切なかったのかと思うが、自分だけがつらい訳ではないし、自分だけが頑張っているわけでもないし、みなさんが頑張っていると思う。自分だけがという状況じゃないということを分かってほしかった。自分にも彼の中で2年前のことを自分の反省や教訓をどこまで受け止めてくれていたのか、まだ甘い部分が残っていたのかなと。しっかりと今回のことは受け止めてほしい。これまでの反省や日々の2年間が無駄になってしまう。飲んで運転することはあるまじきことなので、人として」と語った。

さらに山口元メンバーとこれまで連絡を取っていたのか聞かれ「事務所を辞めてああいうことがあったが、節目節目でやり取りをメンバーそれぞれでしていた。面と向かって会うことはなかったが、彼の中で距離を置いて僕らからも事務所や芸能界からも距離を置いて頑張って、施設とか病院通ったり寺で修行したりとかで、自分を見つめて頑張っていくということだったので、その距離感は大事かなと思っていた」と話した。お酒に関しては「以前にお酒とは付き合っていかないと公言してたし、彼とやりとりしている中で、お酒というキーワードは出ていなかった。そこに関しては本当に前向きに頑張っていたので皆無だと思っていた」とコメント。

「一般人と言っても元メンバーですし、お酒のことで事故を起こした、もう飲まないと言った事実があり、今回お酒を飲んだと100歩譲って、ひとりで飲むから迷惑かけなければいいという人がいるかもしれないが、そこで運転して何かあったら、本当はダメだが、余計に報道されて大変なことになると本人は分かっていたはず。どこまで自覚していたのかが気になる。頑張っていた彼を知っていたし、残念な気持ちはあるが、人として終わって欲しくない。今回のことを改めて受け止めて1歩づつ確実に未来に向かって、自分の明日に向かって進んでいってほしいというのが切なる願いです」とコメントした。

元メンバーは22日午前9時半ごろ、東京都練馬区の区道で信号待ちをしていた男性警察官の乗用車に、大型バイクのハーレーダビッドソンで追突。呼気検査で基準値を大幅に上回る約0・7ミリグラムのアルコールが検出され、現行犯逮捕された。24日夜には警視庁本部から釈放され都内の自宅マンションに戻った。その直後、警視庁は本人立ち会いのもと自宅を家宅捜索した。

元メンバーは18年、女子高生への強制わいせつ容疑で書類送検され起訴猶予処分となり、ジャニーズ事務所を契約解除に。逮捕された22日の前日、21日はTOKIOのデビュー26周年記念日だった。