NHKラジオ第1「ラジオ寄席」(日曜午後4時5分)で他局の音源が無許可使用された問題で、無断使用は100件を超える可能性があることが3月31日、分かった。

 この日、TBSラジオ「早起き名人会」元プロデューサーで演劇評論家の川戸貞吉氏(70)らが会見して明かした。収録音源と言わずに提供していた、「ラジオ寄席」の司会で横浜市の大衆芸能専門館「横浜にぎわい座」館長の玉置宏氏(74)は司会を降板したが、川戸氏は「一番悪質なのは玉置さん。1度は『横浜にぎわい座館長を辞任します』と明言したのに、その後、横浜市側から慰留されたからと撤回したのはおかしい。責任を取ってすべての要職を降りるべき」と主張している。さらに川戸氏は「収録した音源で音源提供料をもらっている。落語を食い物にしており、放送人として許せない」と話した。