NHKと民放でつくる放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会から「重大な放送倫理違反があった」との勧告を受け、TBSの情報バラエティー番組「サンデージャポン」は9日の番組内で、「勧告を真摯(しんし)に受け止め、今後の番組作りに反映させていきたい」と謝罪した。

 同番組は昨年10月、道路建設のため大阪府の保育園の野菜畑が強制収用された様子を伝えた際、園児らが並んでいる映像を放送。しかし、映像は収用の前日に撮影されたもので、保育園側が人権侵害を申し立てた。

 勧告は、TBSが後日行った訂正放送についても「内容が不十分」と指摘した。(共同)

 [2009年8月9日22時34分]ソーシャルブックマーク