AKB48選抜総選挙が9日、日本武道館で行われ、昨年1位の大島優子(22)が2位となった。

 2位が決まる瞬間に1位も決まる瞬間。コール直前、不安で号泣して下を向く前田敦子(19)と対照的に、どんな順位も受け止める覚悟の大島は毅然(きぜん)と前を見ていた。2位が決まった瞬間、さっぱりとした笑顔を浮かべ、ステージに立った。「第三者はいろんなことを言います。1人で何枚も(CDを)買って本当に総選挙と言えるのかと。でも、私たちにとって票数というのは皆さんとの夢です。私たちは愛されて、武道館でこういうイベントをすることができます」ときっぱりと語った。

 この1年間を「『ヘビーローテーション』でセンターで歌わせていただき、大切な曲です」と振り返ると初めて涙。「この次のシングルは2位ですが、しゃかりきで歌っていきたい」と笑顔で語った。最後は前田と抱き合い、涙で健闘をたたえ合った。