沖縄県・尖閣諸島の国有化をめぐる日中関係の緊張を受け、25日に中国・北京で予定されていたコンサートが延期になった歌手の谷村新司(63)が20日、東京都内で会見し、政治や経済に大きな影響が出ている中「最後のとりでが文化。交流を絶やしてはならない」と語った。

 谷村は「『延期』という言葉に中国側の気持ちが込められていると感じた」と、現状を前向きに捉え「今までもいろんなことがあった。肩肘張らず柔らかく、いつも通り文化交流を続けていきたい」と話した。