宝塚歌劇団花組トップスター、蘭寿とむのサヨナラ公演となる「ミュージカル

 ラストタイクーン」「メガステージ

 TAKARAZUKA

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 夢幻」(2月7日~3月17日=兵庫・宝塚大劇場)で、ショーの振り付けを担当するケント・モリ氏(28)が14日、劇団で会見した。

 モリ氏はマドンナやマイケル・ジャクソンのツアー・ダンサーに選ばれるなど、日本を代表するダンサー。劇団きってのダンサーで、かつてから踊りの名手がそろった「ダンスの花組」を率いるトップのサヨナラ公演にあわせ、異色タッグとなった。

 モリ氏は昨年、蘭寿の公演で初めて宝塚を見たといい「日本でここまでプロフェッショナルに徹しているのは、ディズニーランドしか考えられない」と感動。蘭寿とも相談し「今までの宝塚にないこと、やったことがないことをやりましょう」と振り付けを考えたという。

 衣装イメージは銀狼で、シャープでセクシーな踊りになりそう。前日まで2日間、振り付けを終え、モリ氏は「蘭寿さんが踊っているのを見て、鳥肌が止まらなかった。これで終わるのは惜しい」と語った。

 一方の蘭寿は「卒業を前に新しい挑戦ができるとは、本当にありがたい。難しいですが、新しい振り付けは楽しいので、消化できると思う。自分のオリジナリティーも加えていきたい」と話していた。