読売テレビ開局55周年記念ドラマ「お家さん」(5月9日午後9時)の取材会が28日、大阪市内の同局で行われた。原作者の玉岡かおる氏(57)と渡辺孝好監督が出席した。

 明治、大正、昭和初期にかけ実在した神戸の巨大商社「鈴木商店」の女主人「お家さん」と、彼女を支えた社員らの奮闘を描いた人間ドラマ。「お家さん」こと鈴木よねを天海祐希、番頭として尽くした金子直吉を小栗旬が演じる。

 取材会に先立ち、試写会も行われた。玉岡氏は「素晴らしい出来で感動。1文字1文字苦しい思いをして書いた作品を丹念に(映像に)起こしてもらえた」と感想を話した。

 主人公を演じる天海祐希の演技について「1ファンとして見ていました。制作発表会見で初めてお会いして(現場を)拝見したときには役ができていて。天海さんが前を走っていく姿から、お家さん(の雰囲気)が漂っていると感じました」と絶賛していた。