宝塚歌劇団花組の新トップスター明日海りおが22日、兵庫・宝塚大劇場で、本拠地お披露目「エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-」の初日(9月22日まで)を迎えた。

 一路真輝が主演した96年の宝塚初演から、明日海は8代目のトート。死の世界観に独自性を加えようと、髪の毛に青を差し色に使った。濃紺系の衣装も着るなど、青を基調とし、黄泉(よみ)の帝王トート役に臨んだ。

 初日の開演前には、同劇場で公開げいこが行われ、古巣の月組メンバーが見守る姿もあった。

 またこの日、初演から通算上演800回となり、来場者に特製クリアファイルをプレゼント。午後3時開演だったが、当日券を求めて朝早くから並ぶファンの姿もあった。

 なおトップ娘役の蘭乃はなは今公演で退団する。東京宝塚劇場は10月11日~11月16日。