28日に8度目の保釈請求が却下された俳優押尾学被告(32)の弁護団が29日、却下を不服として東京高裁に抗告した。弁護人が29日午前に約1時間半接見して棄却を伝えると、今回が一番可能性が高いと期待していた同被告は、大きな失望感をあらわにしたという。ただ、気を取り直し「早く抗告してほしい」と訴えたという。弁護団は協議して、抗告申立書を東京高裁に提出した。

 抗告申立書は30日に東京高裁に受理され、週明けにも判断が出る見込みだ。1審では保護責任者遺棄致死罪が問われたが、合成麻薬MDMAをのんで亡くなった、田中香織さん(享年30)の救命可能性が確実とは言えないとの判断から、保護責任者遺棄罪にとどまり懲役2年6月が言い渡された。28日に東京地検が控訴しない方針を固め、それが10月1日の控訴期限に確定すれば、遺棄致死罪は問われなくなるなど状況も変わるため、保釈が認められる可能性が高まるとの指摘もある。

 [2010年9月30日8時56分

 紙面から]ソーシャルブックマーク