タレント大桃美代子(45)の前夫でAPF通信社代表の山路徹氏(49)が23日、京都市内で取材報告会を行い、“不倫騒動”発覚後、初めて報道陣の前に姿を見せた。山路氏は「今ここで話すのは誤解を生む」とコメントを控えて会場に入ろうとしたが立ち止まり、「悪いのは私です」とキッパリと語った。報告会後には「(騒動の)全体が分からないので、大桃さんの会見が終わったら、話します」と約束した。

 戦場取材をはじめ、取材する側の山路氏だったが、2人の人気女性タレントを巻き込んだ“不倫騒動”を起こし、芸能マスコミの取材攻勢を受けた。前妻の大桃と正式な離婚が成立していない状況で、タレント麻木久仁子(48)と交際。その麻木が前日22日に会見を行い山路氏との破局を告白したこともあり、この日、京都市内で行われた取材報告会「プロジェクトBurma」には、多くの報道陣が駆け付けた。

 会場前には約30人の報道陣が押し寄せ、山路氏は動揺の色を隠せなかった。目は遠くを見据え、「関係者の皆さまに大変ご迷惑をおかけし、申し訳ありませんでした」とおわびした。続けて「2人の大切なプライベートにかかわるので、短い言葉で伝えることはできません。今ここでお答えできません」とコメントを控えた。しかし、「大桃さんと連絡は取ったのか」「罪の意識はあるのか」などと厳しい質問が飛ぶと、立ち止まって振り返り、「ただ1つだけ言えることは、悪いのは私です」と言い切った。

 前日の会見で麻木は「(山路氏へ)金銭的な支援をしていた」と明かしたが、山路氏はこの件については一切答えなかった。約2時間の報告会を終えた山路氏は「まだ全体が分からないので、大桃さんの会見が終わったら話します」と話し、会場を後にした。

 先月、不法入国の疑いでミャンマー警察当局に拘束された際、山路氏はツイッターで次のようにつぶやいた。「入るな!

 と言われれば、逆にどんな手段を使ってでも入り、取材し伝えるのが私たちの仕事」。取材への強い姿勢をアピールした山路氏だったが、取材される側になると、勝手が違ったようだ。

 [2010年12月24日10時32分

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