仙台市在住の歌手さとう宗幸(62)が24日、東日本大震災後、初めて取材に応じた。

 さとうは宮城県内の小中学校の楽器修復費用の寄付を目的に、県出身の芸能人が05年に始めた任意団体「みやぎびっきの会」を中心に、子ども支援基金設立の構想を明かした。24日には、都内在住の会員が会合を開いた。さとうは「学校が流された町もあるし、親を亡くした子もいると思う。経済的なものを含めた支援を、あしながおじさん的に継続してできないか模索しています」と話した。同会には女川町出身の歌手中村雅俊(60)仙台市出身の歌手稲垣潤一(57)塩釜市出身の声優山寺宏一(49)らが所属している。