サザンオールスターズ桑田佳祐(55)が7日、大阪・ミナミの道頓堀川に船で現れ、サプライズのミニライブを行った。17日発売の新曲「ハダカDE音頭~祭りだ!NAKED」を流しながら浴衣姿の桑田が「どーも!

 海老蔵です。生まれ故郷大阪に帰ってきました。乳首見せろ!」とお決まりギャグで登場すると約6000人の大歓声が沸き起こった。

 昨年8月に食道がんの手術を受けてからちょうど1年。今年3月の大阪での新ソロアルバム試聴会は、風邪で参加できなかった。「いろいろご心配おかけしまして…。ちょうど1年です。今年3月も風邪ひきまして。情けないですよね」と振り返り「帰ってくることができました。グリコ、ありがとう。みんな、ありがとう。すてきな大阪、橋下さん(大阪府知事)、ありがとう。デビュー33年、こんな川の真ん中で歌うのは初めてです」と、大阪に感謝した。

 今回のイベントは9月10、11日に被災地の宮城でライブを行うにあたり、大阪のラジオ局FM802から企画が舞い込み実現した。大阪を歌ったソロアルバム収録曲「OSAKA

 LADY

 BLUES」を歌い「(阪神の)金本さんと飲んだんですよ。サザンの楽曲を歌ってくれるんですが、下手なんですよ。ビックリしちゃうんですけど素晴らしい兄貴です」。「皆さん、1人1万円ください」とギャグを連発し、お祭り男の本領を発揮した。

 アンコールでは「子供たちのために」と「希望の轍」をギター弾き語りで披露。最後は「皆さんの乳首を見に、また大阪に戻ってきます。激動の2011年、頑張って乗り切りましょう」と船上から呼び掛け、大阪との再会を約束した。