年内の結婚を発表した歌手小林幸子(57)が1日、東京・明治座で「小林幸子公演」初日イベントを行い、ファンに結婚を報告した。劇中の白無垢(むく)姿で登場した小林が「結婚することになりました」とあいさつすると、ファンから「おめでとう」の声が飛んだ。

 相手は再生医療治療研究を行う「TESホールディングス」社長の林明男氏(49)で、05年11月15日に倍賞千恵子らと食事した際に林氏も同席。1週間後に小林のコンサートに花を持って訪れ、2週間後に2人で食事した時に「幸子さんの人生をしょわせてください」とプロポーズされた。「冗談と思ったけど、その後もずっと言われ続け『本気なんだな』と思った」。

 家に招いて食事するなど交際を続けたが、3月の大震災が結婚を後押しした。「医療を通して貢献することを考える林さんを見て、パートナーとして一生一緒に生きていけると確信した」。林氏について「私の安らぎでしょうか。明るい人。ものすごく苦労しているので、人への思いやりがあり、優しい。8つ年下だけど、すごい大人です」。

 婚約指輪は林氏の母が50年持っていたアメシストの指輪をもらった。挙式、結婚披露宴は行わず、初めて会った11月15日ごろに婚姻届を出す予定。「私にも結婚という選択肢があったことにびっくりしています」と笑顔で、公演のショーでも再度報告。「自分が結婚したいと思った時が適齢期と思ってます」と話すと、大きな拍手が起こった。