東方神起が今年夏、合計10万人を動員するファンイベントを開催することが16日、分かった。6、7月に埼玉と神戸で計4日間実施する。ファンを何よりも大切に思う気持ちを形にするため史上最大規模のファンイベント開催が決まった。この日、2年9カ月ぶりの東京ドーム公演を行い、最新曲「STILL」など25曲を歌った。海外アーティストでは11年ぶりの東京ドーム3日連続公演。最終日となったこの日、観客に感謝の思いを何度も伝えていた。

 前代未聞のイベントの開催が決まった。来年デビュー10周年を迎える東方神起が、感謝の思いを込めて実施するイベントはさいたまスーパーアリーナで6月30日と7月1日、神戸ワールド記念ホールで7月7、8日の4日間で計8回実施する。動員は合計10万人を予定しており、音楽界でも例のない規模のファンクラブイベントとなる。東方神起は、08年1月に、3カ所で計6回のファンクラブイベントを開いたことがあるが、それをはるかに上回る。

 この日は、東京ドームでファンを熱狂させた。09年7月に同所初公演を実現させてから2年9カ月。ユンホ(26)は「活動再開した時も、今年アリーナツアーをスタートした時も、緊張や不安がありました。でも今は不安はありません。僕たち東方神起を支えてくれた皆さんがいるからです」と感謝の思いをファンに伝えた。チャンミン(24)も「皆さんへの感謝の気持ちが形になり、ドーム公演になったと思う」と続けた。2人の言葉に会場は大歓声に包まれた。

 ファンに、ありったけの思いを届けた。スクリーンから飛び出すような派手な3D演出で、変幻自在にステージを駆け回った。「Superstar」「Why?」などのヒット曲や最新曲「STILL」などを激しいダンスを交えながら歌った。ソロでも、ユンホが華麗なダンスを披露し、「Honey

 Funny

 Bunny」などを歌った。チャンミンも「Rusty

 Nail」を力強く歌い上げた。アニメ「ワンピース」の主題歌「ウィーアー!」も熱唱。ユンホは、人気お笑い芸人スギちゃんの「ワイルドだろ~」を連発し、ファンを笑わせた。ユンホは「今回の東京ドームは、感謝の気持ちを伝える場。長い時間、待っててくれてありがとう」と呼びかけた。

 今年の夏は、大規模イベントで、ファンを思う気持ちが誰にも負けないことを証明する。