歌手小柳ゆき(31)が28日、山梨・富士急ハイランドで発売中の新曲「ジェットコースター」のキャンペーンイベントを開催した。オリジナルとしては4年6カ月ぶりの新曲は、作詞も手掛け、人生の浮き沈みを歌っている。99年デビュー曲「あなたのキスを数えましょう

 ~You

 were

 mine~」の大ヒット後、シングルやアルバムも好セールスを記録したが、最近はなかなかヒットに恵まれない状況にある。この日は、新曲について「自分自身に言い聞かせている感じもします。人生いろいろなことがあって、落ち込んだりすることもあるけど、楽しんでいっちゃおうぜってイメージです」と話した。

 イベントでは、レギュラーパーソナリティーを務めるFMラジオ番組の生放送も行ったほか、新曲も披露した。

 <歌詞>昇って落ちて

 Round

 and

 Round

 伸びやかなボーカルが場内に響き渡った。「(生きていると)上がったり下がったりっていうことがあります。だからこそ、これからも歌手として、1人の人間として、もっと成長していきたい」。

 歌唱後は、ファン5人と一緒に、最大落差70メートルの激しいアップダウンで人気のジェットコースター「FUJIYAMA」に乗った。大喜びの表情で絶叫マシンを楽しむと、「大好きなんです。何回でも乗れますよ」。ふっ切れたような笑顔を見せる小柳に、浮き沈みを堂々と歌うたくましさとすがすがしさを感じた。【横山慧】

 ◆小柳(こやなぎ)ゆき

 1982年(昭57)1月26日、埼玉県生まれ。99年歌手デビュー後、00年のシングル「愛情」「be

 alive」などがヒット。同年の2枚目アルバム「EXPANSION」はミリオンヒット。NHK紅白歌合戦は00年から3年連続出場。05年に渡英。10年7月に都内で4年ぶりの単独ライブを開催。12年1月にニューヨーク・カーネギーホールでライブを行った。