第64回NHK紅白歌合戦(午後7時15分スタート)の司会者が18日、東京・渋谷区の同局で発表された。白組は4年連続で嵐、紅組は初挑戦の女優綾瀬はるか(28)で、そろって会見した。綾瀬は大河ドラマ「八重の桜」で視聴者の共感を呼んだ日本の顔として起用。総合司会は有働由美子アナ(44)が2年連続で務め、テーマは「歌がここにある」に決定した。
例年になく華やかな司会者発表だった。会見が行われたのは、紅白の会場となるNHKホール前に設置された屋外ステージ。タキシード姿の外国人執事が恭しく出迎える中、綾瀬は嵐とともに白のリムジンで乗り付け、レッドカーペットを歩いて登壇した。
綾瀬は赤いワンピースに同色のハイヒールと紅組を意識したファッションで、「緊張しています。嵐さんと有働さんに教わりながら音楽の素晴らしさを伝えていけたら。柔軟に潔くいきたいです」と初々しく意気込んだ。
天然キャラで知られるが、この日も本領を発揮した。紅白司会の先輩、嵐に聞きたいことを聞かれると「時間がずれ込んだ場合、すっ飛ばすんですか」と質問。嵐を「すっ飛ばさないです!」と慌てさせた。人の名前を覚えるのは得意かと問われると「わりと不得意です。でも今回、名前と曲名に全力を注ぎます」。アッコさんとサブちゃんの正確な名前を言えるか問われたが、たどたどしく答えた。嵐5人のフルネームも「ちゃんと言えます」と断言。大河ドラマを見ていたと話す記者に「ありがとなし~」と「八重の桜」で習得した会津弁でお礼を言い、会場をほのぼのとした空気で包んだ。
嵐が綾瀬の戦闘モードに火を付ける場面もあった。相葉雅紀(30)は、昨年は審査員として出演して嵐の曲紹介も行った綾瀬に「去年は味方みたいだったけど、今年は敵。全力で戦います」。大野智(32)は「僕が優勝旗を持つという形で1年を締めくくれれば」と勝利宣言した。綾瀬は「敵対心がすごいですね。いろいろ教えてほしいので、仲良くやってください」とタジタジだったが、大野から「勝ちます」とさらに突き放されると、思わず「勝ちます!」。珍しくライバル心をむきだしにした。
山田良介チーフ・プロデューサーは、綾瀬の起用に「大河で日本の顔になったとともに、フレンドリーでほっこり感がいい」。紅白の対決色を出したいとし「戦争で戦った八重のイメージもある」と説明した。好きな女優アンケートでは上位の常連。一方で嫌いな女優ではランクされない綾瀬が、大みそかのお茶の間をほっこりさせそうだ。




