2日に虫垂がんで死去したレコード会社ポニーキャニオン元常務取締役の渡辺有三さん(享年64)の告別式が8日、東京・寛永寺で営まれた。前日7日の通夜に続いて、渡辺さんがディレクターとして数多く携わってきた歌手たちも参列。おニャン子クラブのうしろ髪ひかれ隊からソロ活動まで仕事をともにした歌手の工藤静香(43)が弔辞を読んだ。

 涙ながらに、17歳での出会いから、順に思い出を振り返った。「私がレコーディングで『恋一夜』のサビが高すぎて歌えず、キーを下げてくださいとお願いしたら、『俺は静香の苦しそうな高音が好きだから』と言ってくださった。今でも好きと言ってくれたキーで歌っています」と明かした。最後の5年間の闘病生活中も、ゴルフや食事などを通じて交流を続け、先月30日には病室で面会した。「最後に2人きりで話す時間をくれた神様に感謝してます。有三さんがプロデュースしてくれた歌を一生大切に歌って、また有三さんのところに届けたいと思います」と誓った。

 ほかにも、いとこの俳優石坂浩二(72)や小室哲哉(55)山本リンダ(62)らゆかり深い参列者たちが別れを惜しんだ。