人間国宝桂米朝(88)夫人で元大阪松竹少女歌劇団(現OSK日本歌劇団)の女優中川絹子(なかがわ・きぬこ)さんが27日午前1時1分、心不全のため兵庫県内の病院で亡くなった。88歳。58年に米朝と結婚。長男で落語家桂米団治(55)ら3人の息子を育て、最初の内弟子だった故桂枝雀さんから、ざこばら多くの弟子を陰から支えた。上方最大60人以上が所属する一門へと発展した。この日夜には兵庫県尼崎市東難波町5の17の30、ベルコ尼崎駅前ホールで通夜が営まれ、喪服姿の米朝も車いすで会場入り。葬儀・告別式は28日午前10時から同所で。喪主は桂米団治(本名・中川明=なかがわ・あきら)。