関ジャニ∞錦戸亮(27)が、新作映画「県庁おもてなし課」(三宅喜重監督、来年5月公開)に主演し、高知県庁職員を演じることが29日、分かった。作品は、平凡な男の成長や恋を描く。錦戸は「一人前の『いごっそう』(気骨ある男の意味)に成長する姿をたくましく演じられるよう頑張りたい」と土佐弁を使ってコメントした。ヒロインは堀北真希(23)で2人は初共演。9月中旬に始まる撮影はほとんどが高知県内で行われる。桂浜、仁淀川、足摺岬などの名所や皿鉢(さわち)料理など名物もふんだんに登場する。

 原作は、売り上げ20万部の作家有川浩氏の同名小説で、実在する高知県観光部おもてなし課が舞台。錦戸演じる主人公は、やる気はあっても空回りしてしまう男という設定。製作側は「設定はコミカルだけど、信念を貫く役がぴったり」。錦戸は土佐弁のほか、パラグライダーにも挑戦する。「空から見下ろした高知、日本の素晴らしさに僕もたくさん気付けるのでは」と話している。優秀な臨時職員役の堀北も方言に挑戦する。「地元の人になりきれるように頑張りたい」。共演は高良健吾(24)関めぐみ(26)ら。