“文科系女子のカリスマ”として注目されている歌手で俳優の星野源(31)が映画に初主演することが14日、分かった。来夏公開の「箱入り息子の恋」(市井昌秀監督)で、彼女いない歴=年齢の独身、35歳市役所職員役を演じる。

 星野はバンド、ソロ歌手から俳優、文筆業まで幅広くこなす多才な表現者として知られている。10年のNHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」に出演したころから「イケメンではないけど、笑顔がいい」「おだやかな草食系のルックス」と話題になり、多才さも含めて若い女性を中心に人気が出始めた。いつしか「文科系女子のカリスマ」と称されるようになったが、主演は今作品が初。オファーを受け、星野は「うれしかった。ついに、と思いました」と喜んだ。役は自身のキャラクターとは正反対の、さえない男だが「35歳のポリシーある童貞。予想もつかない結末に着地する、とても面白い脚本です」と話している。

 盲目のヒロインは、女優夏帆(21)が演じる。星野演じる市役所職員とヒロインは、本人の代わりに親がお見合いをする「代理見合い」で出会い、恋する役どころだ。

 夏帆は星野の音楽のファンで、昨年1月23日放送のフジテレビ系「新堂本兄弟」では、星野のソロアルバム「ばかのうた」を紹介し、放送では星野がスタジオで歌った。作品の撮影は既に終えており、夏帆は「まさか映画で共演することになるなんて、まったく思っていませんでした。星野さん主演の映画って絶対に面白いだろう、見てみたいと思いました。すごい器用な方。気持ちでお芝居する方だし、ご一緒してとても楽しかった」と振り返った。

 星野が演じる健太郎の父寿男を俳優平泉成(68)母フミを歌手森山良子(64)が、夏帆が演じる奈穂子の父晃を大杉漣(60)母玲子を黒木瞳(51)が演じる。

 ◆星野源(ほしの・げん)1981年(昭56)1月28日、埼玉県蕨市生まれ。中学時代に音楽と演劇を始め、00年にインストゥルメンタルバンド「SAKEROCK」を結成しギターとマリンバを担当。03年に松尾スズキの舞台「ニンゲン御破産」に出演し大人計画に所属。昨年のテレビ朝日系「11人もいる!」など出演多数。歌手としては10年にソロ初アルバム「ばかのうた」をリリース。作家としても09年に著書「そして生活はつづく」を刊行。「POPEYE」など複数の雑誌で連載も持つ。168センチ、血液型AB。