映画「寄生獣」(山崎貴監督、11月29日公開)が30日、都内で開催中の東京国際映画祭でクロージング作品として上映された。

 これに先立ち完成会見も行われ、染谷将太(22)深津絵里(41)らが出席した。深津は人間に寄生して人間を食料とする寄生獣だが、人間の子を妊娠する教師役。出演依頼を受けた時、「(女は寄生獣に)脳は食われても脊椎は残っていて、身体的記憶があって子供を産みたいのでは?」と山崎監督に意見したという。同監督は「それで寄生獣に個性があるんだと納得し、シナリオに落とし込んだ」。深津は「ほめ殺しですね。ハードル上げられて(観客に)がっかりされるとイヤ」と苦笑いした。