史上最年少プロ棋士、藤井聡太六段(15)が24日、大阪市の関西将棋会館で指された第44期棋王戦1次予選で大石直嗣七段(28)を133手で破り、予選8組決勝に進出した。4月に高校進学後、無敗の3連勝。公式戦通算成績は74勝12敗。持ち前の終盤力で逆転勝利した藤井は「最後は実践的に指したのが功を奏した」。

 8大タイトル戦のうち、王座戦では16人が出場する本戦トーナメント(T)に勝ち進んでいる。次戦は7日、王座戦本戦T1回戦(東京・将棋会館)でタイトル獲得最年少記録(18歳6カ月)を持つ屋敷伸之九段と対局する。