カルビーは12日、スナック菓子「ポテトチップス」や「かっぱえびせん」などのうち主力14商品の包装を、5月下旬から順次、白と黒の2色にすると発表した。中東情勢悪化によるナフサ不足で、包装用の印刷インキの原料供給が不安定になっているため。生活に身近な食品業界で既に幅広く影響が出ており、供給は足りていると主張する高市政権の認識とずれが生じてきた。

食品産業を所管する農林水産省は12日、カルビーの担当者から状況を聞き取った。石油由来のナフサは、プラスチックや印刷インキの原料。包装の簡素化を消費者が受け入れれば、業界内に同様の対応が広まる可能性もある。

包装を白黒にするのは、ポテトチップス「うすしお味」「コンソメパンチ」「のりしお味」のそれぞれ内容量55グラム、70グラム、160グラムの各商品など。かっぱえびせんの77グラムや、シリアル「フルグラ」の330グラムと700グラムも対象とした。6月下旬には「堅あげポテト」(65グラム)のうすしお味とブラックペッパー味も変更する。

伊藤ハム米久ホールディングスも12日、包装の簡素化は「選択肢の1つとして検討している」と明らかにした。食品メーカーでは包装材の価格上昇に伴う商品の値上げも相次いでいる。